遺品整理の間取り別相場（1K〜一軒家）

遺品整理を業者に依頼する際、最も気になるのが「いくらかかるのか」という費用です。見積もりを取る前に目安を知っておくことで、相場より高い料金を提示されても冷静に判断できます。

この記事では、遺品整理の費用相場を「間取り別」にわかりやすく解説します。1Kの単身住宅から一軒家まで、どのくらいの費用がかかるのかを具体的に紹介し、費用が上下する要因や節約のコツもまとめます。

遺品整理の費用相場（間取り別）

一般的な費用相場を表にまとめると次の通りです。

間取り	作業人数の目安	作業時間の目安	費用相場
1K / 1R	2〜3名	半日〜1日	3万〜8万円
1DK	2〜3名	半日〜1日	5万〜12万円
1LDK	3〜4名	1日程度	8万〜20万円
2DK	3〜4名	1〜2日	12万〜25万円
2LDK	3〜5名	1〜2日	15万〜30万円
3DK	4〜5名	2日程度	20万〜40万円
3LDK	4〜6名	2〜3日	25万〜50万円
4LDK〜一軒家	5〜8名	2〜5日	30万〜80万円以上

間取り別の費用詳細と特徴

1K / 1Rの場合

単身者向けの住まいで荷物が少ない場合、比較的低コストで済みます。ただし、物が詰まっているケースでは処分費が増え、10万円近くかかることもあります。

1DK / 1LDKの場合

一人暮らし〜夫婦二人暮らし程度の荷物量。家具や家電が揃っている分、費用は1Kより高めです。

2DK / 2LDKの場合

夫婦＋子ども1人といった家庭に多い間取り。荷物が増えるため、1日以上かかることが一般的です。

3DK / 3LDKの場合

家族世帯が住んでいたケース。部屋数が増える分、家具・衣類・書類が大量になり、費用も高くなります。

4LDK以上・一軒家の場合

家全体に荷物が広がっているため、作業日数もスタッフ数も増え、数十万円単位になるのが普通です。庭や物置、倉庫まである場合はさらに費用がかさみます。

費用が上下する要因

1. 荷物の量

同じ間取りでも、荷物の量によって費用は大きく変わります。

2. 処分品の種類

• 家電リサイクル法対象品（冷蔵庫、洗濯機、テレビなど）は別料金
• 危険物（薬品、バッテリーなど）は追加費用になることも

3. 立地条件

• エレベーターがない
• 道路が狭くトラックが入れない
  こうした条件は人件費や車両費に反映されます。

4. 特殊対応の有無

孤独死現場やゴミ屋敷などは特殊清掃が必要になり、追加費用が発生します。

実際の事例（ケーススタディ）

事例1：1Kマンション

• 荷物量：少なめ、家具は小型
• 業者：2名、半日作業
• 費用：5万円

事例2：3LDKマンション

• 荷物量：平均的な家族世帯
• 業者：5名、2日作業
• 費用：35万円

事例3：一軒家（4LDK＋倉庫あり）

• 荷物量：大量（家具・農機具・物置の荷物）
• 業者：8名、5日作業
• 費用：80万円

費用を抑えるコツ（おさらい）

• 自分で片付けられるものは先に処分
• 相見積もりを必ず取る
• 買取サービスを活用する
• 不要なサービスはカットする

まとめ

遺品整理の費用は「間取り」と「荷物の量」に大きく左右されます。

• 1Kなら数万円〜10万円程度
• 一軒家なら30万円以上が一般的

さらに処分品の種類や立地条件によって費用は増減します。相場を知っておくことで、見積もりの妥当性を判断でき、余計な出費を避けることができます。