悪徳業者に注意!遺品整理業者の見分け方
[掲載日]2025/09/29 26 -
遺品整理を業者に依頼する際、費用や作業の安心感から「信頼できる業者に頼みたい」と考えるのは当然です。しかし一部には悪質な業者も存在し、追加料金の請求や不法投棄などのトラブルが発生しています。
この記事では、悪徳業者の典型的な手口やトラブル事例を紹介し、安心して依頼するための見分け方を解説します。
遺品整理に潜む悪徳業者の手口

1. 異常に安い見積もりを提示
「業界最安値!」「1K一律1万円」など、相場からかけ離れた安さを打ち出す業者があります。実際には作業当日に「想定外の荷物があった」として高額な追加請求を行うケースが多いです。
2. 見積もりが「一式」で不透明
内訳を出さず「遺品整理一式◯万円」とだけ提示する業者は要注意です。費用根拠が曖昧なため、後からいくらでも上乗せできてしまいます。
3. 許可証を持たずに営業
廃棄物を回収するには「産業廃棄物収集運搬業許可」が必要ですが、無許可で回収する業者も存在します。不法投棄のリスクがあり、依頼者が連帯責任を問われる可能性も。
4. 契約書を交わさない
口頭契約で作業を始める業者も危険です。後から料金や作業範囲で揉めた際に証拠が残りません。
5. 不用品を不法投棄
回収した不用品を山林や空き地に捨てる悪質業者もいます。環境問題だけでなく、依頼者も廃棄責任を問われるリスクがあります。
実際にあったトラブル事例
- 高額請求:「1K5万円」との見積もりが、作業後には「荷物が多かった」と50万円を請求された。
- 不法投棄:依頼した業者が不法投棄し、依頼者の名前入り書類が残っていたため警察から事情聴取を受けた。
- 雑な作業:貴重品を確認せず処分され、通帳や思い出の品を失った。
- 強引な契約:高齢の依頼者に契約を迫り、断れない状況でサインさせた。
悪徳業者を見抜くチェックポイント
| チェック項目 | 信頼できない業者の特徴 |
|---|---|
| 見積もり | 内訳がなく「一式」で済ませる |
| 金額 | 相場より極端に安い/高い |
| 許可証 | 産業廃棄物収集運搬業の許可なし |
| 契約 | 書面契約を拒否する |
| スタッフ | 身だしなみや説明が不十分 |
| 口コミ | 不自然に高評価ばかり/口コミが極端に少ない |
信頼できる業者を選ぶ基準

1. 許可証の確認
- 産業廃棄物収集運搬業許可
- 古物商許可(買取を行う場合)
2. 契約書を交わす
料金内訳や追加費用の条件を明記した契約書があるか確認。
3. 賠償責任保険の有無
作業中に家財や建物を傷つけた場合に備えて保険加入の有無を確認。
4. 口コミ・実績の確認
公式サイトだけでなく、Googleマップや地域口コミも参考に。写真が「イメージ」ではなく実際の作業例かも要チェック。
悪徳業者に遭遇しないための依頼の流れ
- 3〜4社から相見積もりを取る
- 見積もり内訳と追加料金条件を確認
- 許可証と保険加入を確認
- 契約書に署名する前に家族で内容をチェック
- 作業当日は立ち会って進行を確認
まとめ

遺品整理は「安さ」だけで選ぶとトラブルに巻き込まれる危険があります。
- 異常に安い見積もり
- 内訳なしの「一式」請求
- 無許可営業や不法投棄
これらは悪徳業者の典型例です。
安心して依頼するためには、許可証・契約書・保険・口コミを必ず確認し、複数業者を比較することが大切です。信頼できる業者を選べば、費用も適正で、安心して遺品整理を任せられます。



