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遺品整理の基本と手順:わかりやすいガイド

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[更新日]2023/05/19 148 -

遺品整理の基本と手順

遺品整理は、故人が遺した品物を整理し、適切な方法で処分する作業です。
亡くなった家族や友人の遺品を整理することは、精神的にも肉体的にも大変な作業ですが、適切な手順を踏むことでスムーズに進めることができます。
遺産相続の準備や生前整理として行うこともございます。
この記事では、遺品整理の基本と手順についてわかりやすく解説していきます。

目次

1.遺品整理とは
1-1.遺品整理の目的
1-2.遺品整理の種類
1-3.遺品整理のタイミング
1-4.遺品整理に関わる関係者
2.遺品整理の手順
2-1.遺族や関係者との打ち合わせ
2-2.遺品整理業者の選び方
2-3.遺品整理の進め方
3.遺品整理で出るものと処分方法
3-1.貴重品の整理
3-2.衣類や日用品の整理
3-3.家電製品や家具の整理
3-4.書類や写真の整理
4.遺品整理で気をつけること
4-1.感情的な判断を避ける
4-2.安全で衛生的な作業環境の確保
4-3.適切な処分方法を選ぶ
5.遺品整理の費用と節約方法
5-1.遺品整理費用の相場
5-2.節約方法や補助制度
6.よくある質問
6-1.遺品整理はどのくらいの期間?
6-2.遺品整理で発見した貴重品はどうすれば?
6-3.遺品整理の期限はありますか?
6-4.遺品整理で見つかった遺産はどうすれば?
6-5.故人が借りたものや貸したものが見つかった場合、どうすれば?
7.まとめ

1.遺品整理とは

遺品整理とは、故人が遺した品物を整理し、適切な方法で処分する作業です。
大きく分けて処分・分配・保存の3つがございます。
遺品整理には、以下のような目的や種類があります。

1-1.遺品整理の目的

遺品整理の目的は、故人が大切にしていた品物を整理し、適切な方法で処分することです。
故人の遺志や家族の想いを大切にし、遺品を適切に扱うことが求められます。
遺品整理を通じて、故人との思い出を振り返り、供養することも大切な目的の一つです。

1-2.遺品整理の種類

遺品整理には、主に以下のような種類があります。
一般的な遺品整理:家族や親族が行う、故人が遺した品物の整理・処分作業。
特殊清掃付き遺品整理:専門業者が行う、汚れや悪臭がある場合の遺品整理作業。
遺品整理業者による遺品整理:プロの業者が行う、遺品の整理・処分作業。

1-3.遺品整理のタイミング

遺品整理は、故人が亡くなった後、葬儀や法要が終わり、遺族が精神的に落ち着いたころに始めるのが良いでしょう。
遺品整理には時間と労力がかかるため、遺族の体調やスケジュールに合わせて計画的に進めましょう。

1-4.遺品整理に関わる関係者

遺品整理に関わる関係者には、遺族や親族、遺品整理業者、遺品の引き取り先などがあります。
遺族が中心となり、親族や友人と協力して進める場合もあれば、専門の遺品整理業者に依頼する場合もあります。
遺品整理を円滑に進めるためには、これらの関係者と良好なコミュニケーションを図ることが重要です。

2.遺品整理の手順

遺品整理を進める際には、以下の手順を踏むことが望ましいです。

2-1.遺族や関係者との打ち合わせ

遺品整理を始める前に、事前準備として、故人の遺言状や重要書類を整理しておくことが大切です。
遺族や関係者と打ち合わせを行い、遺品整理の方法や進め方について合意を得ましょう。
また、遺品整理に関わる人々とのコミュニケーションを密にし、役割分担日程調整を行いましょう。

2-2.遺品整理業者の選び方

遺品整理業者を利用する場合は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
信頼性経験料金対応エリアなどを確認し、遺品の価値や分類方法、処分方法などを事前に相談しましょう。
また、遺族の意向や要望を業者に伝えること、そして、作業中の進捗状況を確認することも重要です。

2-3.遺品整理の進め方

遺品整理を進める際には、以下のステップを踏みましょう。
1. 故人が遺した品物を仕分ける
2. 貴重品や遺産分割に関わる品物を確認する
3. 不用品の処分方法を決める
4. 故人が大切にしていた品物や遺品を供養する

遺品整理では、遺品を「処分する」「分配する」「保存する」の3つに分類して仕分けます。
大切な思い出の品や価値あるものは遺族や親族で分配し、必要のないものは処分しましょう。

3.遺品整理で出るものと処分方法

遺品整理では、さまざまな品物が出ます。
それぞれの品物に合った処分方法を選ぶことが大切です。

3-1.貴重品の整理

貴重品は、遺産分割に関わるものや、売却して遺族に還元できるものがあります。
貴重品は適切な価値が分かる専門家や業者に査定を依頼し、売却するか遺族間で分割することを検討しましょう。
また、故人が大切にしていた品物は供養に回すことも考えられます。

3-2.衣類や日用品の整理

衣類や日用品は、まだ使用可能なものリサイクルショップに持ち込むか、寄付を検討しましょう。
使用できないものは、適切な方法で廃棄処分を行います。
不用品回収業者遺品整理業者に依頼することもできます。

3-3.家電製品や家具の整理

家電製品や家具は、リサイクルショップやリサイクル業者に持ち込むことで、適切な処分や再利用が可能です。
また、自治体が定める大型ごみの回収手続きを利用することもできます。

3-4.書類や写真の整理

書類や写真は、遺族が大切に保管するものと、処分するものに分けましょう。
個人情報が含まれる書類は、シュレッダーなどで細かく破砕して処分します。
写真は、遺族が保管するか、デジタル化して保存・共有し、オリジナルは適切に処分しましょう。

4.遺品整理で気をつけること

遺品整理を行う際には、以下の点に注意しましょう。

4-1.感情的な判断を避ける

遺品整理は感情が入りやすい作業ですが、感情的な判断を避けて冷静に対処することが大切です。

4-2.安全で衛生的な作業環境の確保

遺品整理作業中は、安全で衛生的な環境を確保し、適切な作業服やマスク、手袋などの保護具を使用しましょう。

4-3.適切な処分方法を選ぶ

遺品整理で出るものによっては、適切な処分方法が異なります。
法令や自治体のルールに従って処分しましょう。

5.遺品整理の費用と節約方法

遺品整理にかかる費用は、遺品の量や処分方法、作業の規模によって異なります。

5-1.遺品整理費用の相場

遺品整理費用の相場は、作業の規模や内容、遺品整理業者によって異なりますが、一般的には数十万円程度が相場とされています。
ただし、特殊清掃が必要な場合や大量の遺品がある場合は、費用がさらに高額になることもあります。

5-2.節約方法や補助制度

遺品整理費用を節約する方法として、以下のような方法があります。
見積もりを複数の業者から取得し、適切な価格で依頼する
– 遺族や親族で協力し、一部作業を自分たちで行う
– 故人が加入していた保険遺品整理費用の補償が含まれている場合は、保険金を利用する

また、自治体の補助制度などを当てにしたいところですが、現在は遺品整理費用の補助制度が設けている自治体はありません
将来は補助制度が開始する可能性はございますので、気になる方はその都度、自治体の窓口に問い合わせをしてみてください。

6.よくある質問

遺品整理に関するよくある質問について、以下で解説します。

Q1. 遺品整理はどのくらいの期間で終わりますか?

A1. 遺品整理にかかる期間は、遺品の量や作業内容によって異なりますが、一般的には数日から数週間程度です。

あくまでも目安ですが、故人がワンルームにお住まいであった場合、遺品整理にはおおよそ1週間程を見積もっておけば十分ですが、一軒家の場合は2週間以上かかることもあります。
遺品が多く、作業員が少ない、または故人の家が遠方にあったり、ご自身で遺品整理を行うような状況では、一度に作業を進めるのは困難です。
そのため、1年以上かけて遺品整理を行うことを考慮しておく方が良いでしょう。
ご自身で行う場合などは、慣れていないためイメージよりも思い通りに進まずに時間が過ぎ去っていくことが多いようです。

Q2. 遺品整理で発見した貴重品はどうすればいいですか?

A2. 発見した貴重品は、遺族や関係者と相談し、適切な方法で処分や分割を行います。
売却を検討する場合は、専門家に査定を依頼しましょう。

注)遺品整理の際には、貴重品や重要書類が散逸しないように注意が必要です。
遺品を整理する前に貴重品や重要書類の場所を確認し、遺族や関係者に周知しておくことが大切です。

Q3: 遺品整理の期限はありますか?

A3: 法律で定められた期限はありませんが、故人が亡くなった後、遺族が精神的に落ち着いたころに始めるのが良いでしょう。

ただし、急ぎではない場合は落ち着いてから行動でよいのですが、ご事情により差し迫って遺品整理を急がなくてはいけないケースもございます。
その例として多いのが、故人が住んでいた住居の立ち退き期日と相続対象になるケースです。
特に多くの遺産がある場合、相続税の対象となり申告が必要となります。
相続税の申告と納税は、「被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10ヶ月以内」と定められているため、その期間内に遺品を整理し、誰がどの遺産を相続するかを決定する必要があるのです。

Q4: 遺品整理で見つかった遺産はどうすればいいですか?

A4: 遺産は、遺産相続人間で分配するか、遺産分割協議を行って決定しましょう。
遺産分割協議には、遺産相続人全員が参加する必要があります。
協議がまとまらない場合は、家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てることができます。
また、遺産の評価や税務に関しては、専門家に相談することが望ましいです

Q5: 遺品整理の際、故人が借りたものや貸したものが見つかった場合、どのように対処すべきですか?

A5: 故人が借りたものは、できるだけ早く持ち主に返却しましょう。
貸したものについては、貸した相手に連絡を取り、返却をお願いすることが適切です。
ただし、故人の意向や相手との関係によっては、返却を求めない場合もあります。

7.まとめ

遺品整理は、故人が遺した品物を整理し、適切な方法で処分する大切な作業です。遺品整理の基本と手順を理解し、適切な方法で進めることで、故人の遺品に対する敬意を示し、故人との思い出を大切にすることができます。
遺品整理は、故人の遺品を適切に処分・分配・保存し、遺族が新たな生活に向けてスムーズに移行できるようにする重要な作業です。
遺品整理の基本と手順を把握し、故人の遺志や家族の想いを大切にしながら、遺品を適切に扱いましょう。
遺品整理業者を利用する場合は、信頼性や料金などを確認し、適切な業者を選ぶことが大切です。
遺品整理を通じて、故人への感謝や供養を行うことも忘れずに行いましょう。
供養と報告として故人のお墓参りを行い、故人との想い出を振り返り、心の整理をつけることも大切です。

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